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はじめての法事について

法事

法事とは、仏教における行事全般を指すものです。
「仏教行事」というと葬儀や追善供養といった、弔事的なものをイメージされる方も多いとは思われますが、仏教行事には慶賀や祈願、報恩など様々な行事があります。

具体的には、 葬儀、
年忌法要など
(亡くなった方
の追善供養)

仏前結婚式



除夜会、
元旦会、
花まつり
などがあります。

また、読経と、その後のお墓参り、会食(お斎「おとき」)の両方を法事と指すことが一般的です。

法要

本来の意味は「お釈迦様の教えである仏法を知ること」です。
仏の教えの要点を知ることを指すものでしたが、後に仏教行事全般を指すように変化しました。
しかし日本では、主に故人の冥福を祈る儀式である追善供養のことを指すようになっています。

法事と法要の違い

日本では、以下のように使い分けられることが一般的です。

法要
お寺での読経や法話などの供養だけを指す
法事
お寺での読経や法話だけでなく、その後の会食までを含めて指す

法事の施主・家族の方が準備、
知っておくこと

法事の準備、進め方についてご紹介します。

僧侶の手配
法事の準備で、まず必要となるのが僧侶の手配です。
他の法事と重なってしまった場合、予定していた日から変更しなければならない可能性があります。
菩提寺がない場合には、近年では僧侶の派遣サービスもありますので、利用されるのもよいでしょう。
法事をする場所
法要/会食を執り行う場所を決めましょう。参列者の人数を考慮して、自宅や会場(ホテル/料理屋、等)、公設施設、寺院、などで検討しましょう。読経と会食の場所が変わる場合は、移動時間や方法も念頭に、入念に場所を選ぶことをおすすめ致します。
案内状
法事への案内状は、多くの方に参列していただくためにも、会食の手配を進めるためにもなるべく早めに出すようにしましょう。目安としては、一か月前には案内状が先方に届くようにしましょう。
お斎・精進落としと飲料
こちらも案内状と同様に、人数が確定次第なるべく早めに予約や手配をしましょう。
返礼品(引き出物)
※ギフトやお菓子など
参列していただいた方からのご香典のお返しに、引き出物を用意するのが一般的です。
消耗品である石鹸やお茶などを引き出物として、お饅頭や菓子詰合せなどを引菓子として、併せて、ご香典金額の約1/3程度をご予算に用意すると恥ずかしくないと思われます。地域や風習によっては、上記とは別に、「パン」や「砂糖」「餅」などをお返しする場合もあるようです。
お布施
読経していただいた僧侶に、お布施の用意が必要です。
相場は地域や寺院様によって様々ですが、そのほかお車代やお膳料も必要となることがあります。お布施を包む封筒への表書きには「お布施」または「読経料」と書くのが一般的です。

四十九日の法事で必要なこと

四十九日法要では読経のほか、位牌や仏壇、お墓に関する手配なども必要となります。
また、高額のご香典を頂戴した方や、ご香典を頂戴したが遠方で法要には参列いただけない方々へ、ご香典返しとして返礼品も忘れずに発送するようにしましょう。
それぞれの手配、準備には時間を要するので、こちらも早めに進めましょう。
また、お墓への納骨以外にも、近年では海や山への散骨や永代供養などの供養方法もあります。

法事の流れ

多くの法要に当てはまる法事の流れをご紹介します。

  1. お寺や自宅などの法要を行う場所へ集まる

    寺院での法要の場合は、法要開始約30分前に出席者が到着するので、施主はもう少し早めにお寺に行って、お墓の掃除を事前にしておきましょう。
    また、お供物などがあれば、祭壇に供えて手を合わせます。

  2. 着席後、僧侶による読経

  3. 焼香を行う

    焼香は、施主が最初に行い、その後は故人との関係が近い順に行います。

  4. 僧侶による法話など

  5. お斎とその前後に施主の挨拶

    会食の前に施主が出席者へお礼の挨拶を行います。
    また、会食終了時にも施主が挨拶を行います。

  6. 参列者に引き出物を渡す

    出席者が帰る前に引き出物を渡します。最近では、席順をあらかじめ決めて席札を置いておき、お席に引き出物をセットしておくケースが多くなりつつあります。

  7. 解散

納骨を行う場合(特に四十九日法要)は、「4」と「5」の間に行います。お寺様にご相談しましょう。